にゃん分間待ってやる

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コールドムーンにピンクムーン、満月のかっこいい呼び方まとめ

満月のかっこいい呼び方

満月には月ごとの呼び方があります。

  • 1月: ウルフムーン(Wolf Moon)
  • 2月: スノームーン(Snow Moon)
  • 3月: ワームムーン(Worm Moon)
  • 4月: ピンクムーン(Pink Moon)
  • 5月: フラワームーン(Flower Moon)
  • 6月: ストロベリームーン(Strawberry Moon)
  • 7月: バックムーン(Buck Moon)
  • 8月: スタージャンムーン(Sturgeon Moon)
  • 9月: ハーベストムーン(Harvest Moon)
  • 10月: ハンターズムーン(Humter’s Moon)
  • 11月: ビーバームーン(Beaver Moon)
  • 12月: コールドムーン(Cold Moon)

各月の名前はネイティブ・アメリカンが月に名前を付けて呼んでいたことに由来します。

1月: ウルフムーン(Wolf Moon)

1月の満月はウルフムーン。
日本語では「狼月」

1月になると狼たちの遠吠えが多くなることからウルフムーンと呼ばれます。

普段からコミュニケーションや縄張りを主張するためにオオカミは遠吠えをしますが、繁殖期には遠吠えが多くなります。
オオカミたちの繁殖期は冬。

ネイティブアメリカンたちは、冬の寒さで食料が不足しオオカミたちが嘆いていると考えていました。

2月: スノームーン(Snow Moon)

2月の満月はスノームーン。
日本語では「雪月」

そのまんまです。
雪が一番厳しい季節だから。

3月: ワームムーン(Worm Moon)

3月の満月はワームムーン。
日本語だと「芋虫月」

雪が溶け、地中から虫たちが目を覚まして動き出すことからワームムーンと呼ばれます。

日本でも24節気に啓蟄(けいちつ)というものがあります。
啓蟄は毎年3月5日~3月6日頃です。
現代では「太陽黄経が345度になったとき」という定義なので毎年微妙に日付がずれます。

「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味。
啓蟄」の2文字で「冬眠中の虫が地面からはい出てくる」という意味になります。

国境を越えても「虫の目覚めで春を感じる」という感覚は同じなんですね。

4月: ピンクムーン(Pink Moon)

4月の満月はピンクムーン。
日本語だと「桃色月」

米原産のフロックスというピンク色の花がこの時期に咲くことに由来します。

フロックスは日本では芝桜(しばざくら)や桔梗撫子(ききょうなでしこ)と呼ばれています。

月自体がピンク色に輝くわけではないので注意。
ワクワクして夜空を眺めるとちょっとがっかりするかも。

5月: フラワームーン(Flower Moon)

5月の満月はフラワームーン。
日本語では「花月

本格的に暖かくなり、様々な花が咲き乱れることからこう呼ばれます。

ピンクムーンとちょっとかぶっている気がしますが、ピンクムーンは春の始まり、フラワームーンは春の謳歌といった感じでしょうか。

6月: ストロベリームーン(Strawberry Moon)

6月の満月はストロベリームーン。
日本語では「苺月」

その名の通り、苺の収穫時期だから。

6月はジューンブライド(June Bride)の季節ですが、6月のことをハニームーン(Honey Moon、蜜月)と呼ぶこともあります。
ニームーンは日本だとハネムーンという発音の方が定着していますね。
新婚旅行のことをよくハネムーンといいます。

ネムーンのムーンは天体としての月ではなく、1か月間のことです。
結婚して最初の1か月間のことをさします。
新婚の甘い生活を比喩していたり、時期的に蜂蜜酒を作る時期だったことが語源だといわれています。

ヨーロッパでは結婚したら1か月間の休暇を取って新婚旅行に出かけることが多かったので、転じて新婚旅行=ハネムーンという意味になりました。

7月: バックムーン(Buck Moon)

7月の満月はバックムーン。
日本語では「雄鹿月」

バック(オスの鹿)の角が生え代わる時期なのでバックムーンと呼ばれます。

日本ではバックといわれても馴染みがないですが、アメリカ人はバック大好きです。
お金のこともバックと呼びます。

1ドルは1バック(one buck)、5ドルは5バックス(five bucks)です。

物々交換していた時代、鹿の皮(buck skin)が価値の基準でした。
鹿皮そのものが貨幣だったというよりは、
「『鹿皮◯枚分の価値の干し肉』と『鹿皮◯枚分の価値の果物』を交換しようぜ」
みたいな会話をしていたみたいです。

現代日本だと、直接的に金額を言うのがはばかられるときに

  • うまい棒◯本分」
  • 「外車1台分」
  • 「家が1軒建つくらい」

みたいな例えを使ったりしますね。
うまい棒」自体が貨幣として使われるわけではなく、金額を計る「ものさし」として使われているのがポイントです。

昔のアメリカでは、それがバックだったというわけです。

8月: スタージェンムーン(Sturgeon Moon)

8月の満月はスタージェンムーン。
日本語でいうと「蝶鮫月」

チョウザメというと真っ先に思いつくのがキャビアですね。
キャビアとは一般的にチョウザメの卵のことをさします。

この時期にチョウザメがたくさん獲れたからことからこの名がつきました。
チョウザメは淡水魚。
ミシシッピ湖などの湖で獲れます。

9月: ハーベストムーン(Harvest Moon)

9月の満月はハーベストムーン。
日本語では「収穫月」

その名の通り、麦やトウモロコシなどの収穫の時期だったから。

10月: ハンターズムーン(Humter’s Moon)

10月の満月はハンターズムーン。
日本語では「狩猟月」

夏の間に肥え太った野生の動物たちを狩る時期なのでこのように呼ばれます。

畜産が一般的になった現代ではあまり意識しませんが、たしかに野生のシカなどは草がぼうぼうの夏場はエサを食べ放題ですが、地面が雪に覆われる冬はエサが無くなるのでやせちゃいますね。

11月: ビーバームーン(Beaver Moon)

11月の満月はビーバームーン。

11月はビーバーたちが越冬の為に巣作りを始めます。
そして、人間たちも寒い冬を乗り越えるために、毛皮を求めてビーバーを狩ります。

それらのことが由来となって11月の満月がビーバームーンと呼ばれるようになりました。

日本には野生のビーバーはいません。
漢字では海狸と表記することもあるようですが、ピンとこないですね。

ちなみに、日本ではボーイスカウトの最年少部門(小学2年生以下)のことをビーバースカウトと呼びます。
うーん、アメリカっぽい。
だけど、アメリカのボーイスカウト最年少の部は5~10歳、カブスカウトと呼びます。

ビーバースカウトの名前はカナダのボーイスカウトを参考につけられたみたい。
同じ北米でもカナダとアメリカではシステムが違うんですね。

12月: コールドムーン(Cold Moon)

12月の満月はコールドムーン。
日本語では「寒月」とも呼ばれます。

その名の通り、由来は寒いから。

寒いほど空気が澄んで夜空は綺麗に見えます。
1年で最後の満月、夜空に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

月が大きく見える、スーパームーン

月の公転軌道は楕円形のため、地球から見た月の大きさは日々変化しています。

地球から月までの距離でいうと、35.7万km~40.6万kmの間で変動します。
40.6万km(地球から遠い、月が小さく見える)のときを基準にすると、
35.7万km(地球から近い、月が大きく見える)のときは、月のサイズは14%ほど大きく見えます。

月が地球に近づき大きく見えるタイミングの満月をスーパームーンと呼びます。

スーパームーンは、411.8日周期で訪れます。
そのため、基本的には1年で一番大きく見えるお月さまをスーパームーンだと思っておけば大丈夫です。

2021年の満月はいつ?

2021年の満月の日まとめ

  • 10月20日(水)23:57
  • 11月19日(金)17:58
  • 12月19日(日)13:36

月の満ち欠けは約29.5日周期。
だいたい29日+12時間なので、ぴったり満月になるのは朝方だったり夜だったり毎回時間帯がずれます。
そして地球の公転も影響するので「29日+12時間」よりも少し長くなったり短くなったり前後します。

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