アメリカでは黒人のドクターは信用されない?
単純な人種差別の話ではなく、黒人のお医者さんは白人のお医者さんに比べて実力が劣っているとみなされるという話を聞いたことがあります。
これは大学のシステムに起因する問題。
アメリカの大学では、入学試験の際に黒人が優遇されることがあります。
たとえば、GPA3.7の大学に黒人であればGPA3.1程度の成績でも入学できるなど。
GAPというのはGrade Point Averageの略で、学業成績を表す数字。
日本でいうと内申点のようなものです。
「偏差値74の大学に、黒人なら偏差値62でも合格できる」ようなイメージを持ってもらえれば。
(数字は適当なのであしからず)
アファーマティブ・アクション
アファーマティブ・アクション(affirmative action、肯定的措置)とは、社会的な弱者を救済するために、進学や就職で便宜を図る行為。
特別な採用枠の設置や、試験点数の割り増しなどの優遇措置が取られます。
平等(黒人へ教育機会を与える)という名目のもとに入試において優遇を行う。
すると、
「100点満点の試験で90点を取った生徒(白人)は不合格になるが、80点しかとっていない生徒(黒人)が合格する」
というようなねじれ現象が起きます。
これにより、
「一定の学力水準に達していないにも関わらず、黒人だから合格した」
という印象がつきまといます。
こういったことを堂々と口に出すと、ポリコレ棒でぶん殴られるので、基本的には表に出しません。
しかし、心の中ではこのような思いがくすぶっている人も多いはず。
この制度により一番損をするのは誰かというと、もともと成績が良かった黒人たち。
100点満点の成績を取ったとしても「どうせ黒人だから下駄をはかせてもらったんでしょ」という色眼鏡で見られてしまいます。
ちなみに、大学への入学のしやすさでいうと
アフリカ系黒人 > 白人 > アジア系
の順だといわれています。
アジア系アメリカ人は成績が良い人が多く、同一基準で評価すると大学内でアジア系の比率が多くなりすぎるので、白人より成績が良くても落とされることがあるため。
インド人は4桁×4桁の掛け算が暗算でできるとかいいますね。
インド人がアメリカの大学を10個ほど受けて、
「履歴書にブラックと書くと全部合格したけど、アジア系と書いたところは全部落ちた」
みたいな話もあります。
AO入試の問題点
AO入試を拡大すると大学の教育についていけない学生を増やすことになる。止めておけ。
楽をして入学したいのだろうけれど、後々痛い目に遭う https://t.co/1nwoUg106V
— 大石雅寿(個人としての発言) (@mo0210) February 8, 2020
「AO入試?どうせ勉強ができないから一発芸で大学に入ったんでしょ?」
と人から思われる場合があります。
就職の際に不利になる可能性も。
「AO入試出身だからバカ」とは断定できません。
しかし、AO入試では学力試験を行わないことが多いため、学業面で考えると「優秀な人」も「そうでない人」も混在することになります。
そして、「そうでない人」が何かをやらかすと「AO入試組」がひとくくりで評価をされることは十分に起こりえます。
「AO入試」が拡大すると、「Fラン」大学がバカの代名詞になってしまったように、「AO入試」がバカの代名詞になる未来がやってくる可能性は否めません。
まとめ
大学は学問を修める場。
学力を基準に正当な評価を行うのが正道です。
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