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2020年本屋大賞、10作品がノミネート

2020年本屋大賞ノミネート10作が発表

2020年の本屋大賞にノミネートされた10作品が発表

この中から1作が大賞として、2020年4月7日(火)に発表される。

本屋大賞とは?

本屋大賞とは、NPO法人本屋大賞実行委員会が運営する文学賞
キャッチコピーは「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」。

芥川賞」や「直木賞」などは、作家・編集者・評論家などの専門家が選考を行っており、文学としての格なども含めて審査される。

それに対して、「本屋大賞」は全国の本屋さんで働く店員さんが投票により審査を行う。
書店員の中にはパートやアルバイトも含まれる。
純粋におもしろい作品、人に勧めたくなる作品が選ばれるのが特徴。

大賞の受賞対象となるのは過去1年間に発売された小説。
(うんこドリルのような小説以外の本は対象外)

1次投票で選ばれた上位10作品がまずはノミネート作として発表される。
(いまここ)

2次投票では、ノミネート10作をすべて読んだ書店員しか投票できない。
そして、10作すべてを読んだ上で1~3位を選んで投票する。
また、投票の際には推薦理由(書評)を明記しなければならない。

本屋大賞を受賞した作品は、芥川賞直木賞を受賞した作品よりも売れる。

気になる作品紹介『店長がバカすぎて』

『店長がバカすぎて』は、早見和真(はやみ・かずまさ)さんの作品。

主人公は本屋の店員さん。

店長は使えない人間。
思い付きで周りの人間を振り回し、しりぬぐいをさせられる周囲の人間は常にイライラ。

職場で唯一の有能者、頼りにしていた先輩は辞めてしまう。

クレーマーとの闘い、取引先の理不尽な要求。

基本はコメディタッチ。
職場のあるあるネタが詰め込まれていて、書店員でなくても誰もが共感できるようなネタが満載です。

早見和真さんの作品は過去に何作か映画化・ドラマ化されています。
個人的な予想では『店長がバカすぎて』も、そのうち映像化されると思う。

気になる作品紹介『熱源』

『熱源』は、川越宗一(かわごえ・そういち)さんの作品。

2020年の直木賞受賞作。

アイヌを主人公にした歴史小説

舞台は明治から昭和にかけての樺太(サハリン)。
主人公は樺太アイヌ
9歳のときに生まれ故郷の樺太がロシアに占領され、北海道に移住。

新天地で苦労しながら生きるも、天然痘で妻を亡くし、妻の「故郷へ帰りたい」という遺言に従い再び樺太へ。

もう1人の主人公はリトアニア人。
リトアニアもロシアに占領され、同化政策により母語であるポーランド語を話すことは禁止される。
やがて、島流しにあい、はるばる樺太へ連れてこられる。

故郷をロシアに占領され、アイヌ文化は衰退、日本へ同化していくアイヌたち。
故郷をロシアに占領され、母国語を話すこともできず、ロシアへ同化していくリトアニア人。

マイノリティである2人の主人公が樺太で出会い……

気になる作品紹介『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は、青柳碧人(あおやぎ・あいと)さんの作品。

桃太郎、浦島太郎、鶴の恩返しなど、定番の昔話をパロディにしたミステリー作品。

コメディタッチの作品ではなく、密室殺人、ダイイングメッセージ、アリバイ崩しなどが登場する、ちゃんとしたミステリー。
殺人に至る人間のドロドロした部分も描かれ、ダークな世界観になっている。

別の作者の似たような作品として、『本当は恐ろしいグリム童話』のような本がある。
『本当は恐ろしいグリム童話』は、
「絵本ではマイルドになっているけど、原作ではグロテスクな話だよ」
という、原作紹介系の話。
(シンデレラの意地悪な姉たちがガラスの靴に足を入れるために指を切り落とすなど)

対して、『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の方は、
原作紹介系ではなく、昔話をモチーフにしているだけで、完全なフィクション。

本屋大賞2020、大賞予想

10作全部は読んでないけど、なんとなく『店長がバカすぎて』がきそうな予感。

本屋大賞は書店員が投票するので、作品の舞台が「本屋さん」とうことで、感情移入して推したくなるんじゃないかと。

日本人はワーカホリック
半沢直樹」とか、「下町ロケット」とか、ドラマ化もして人気になる作品には、理不尽な目にあいながらも仕事で成功するって話が多い。
職場の不条理をうまく言語化・映像化して抽出してくれると、共感して作品の世界観に入り込んじゃう人は多いと思う。

大賞の発表は2020年4月7日(火)。

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