は「ゼロ幅スペース」
<0x200b>は「ゼロ幅スペース」
ネットで調べ物をしていてテキストをコピペするとたまに目には見えない特殊な文字が混ざっていたりする
たとえば、「Thisisapen.」という文字をSublime Textなどのテキストエディタに貼り付けると
みたいに表示される
※This と is の間に<0x200b>という人間には見えない特殊な文字がはさまっている
この<0x200b>というのは「ゼロ幅スペース」と呼ばれるもので
人間の目には見えないけど、コンピューター的には半角スペースなどと同じ扱いになる
何のためにこんなものがあるのかというと改行(折り返し)のポイントを制御するため
<0x200b>の使用例
たとえば「寿限無」という有名な落語があるが、とても長い名前なので途中で改行(折り返し)が必要になる
このときに「じゅげむご」で改行されて、次の行が「こうのすりきれ」で始はじまると気持ち悪い
できれば「じゅげむ」で改行されて、次の行は「ごこうのすりきれ」で始まったほうが気持ちいい
だけど、人によってPCのディスプレイやスマホ画面のサイズが違うので、改行位置を決め打ちするのは難しい
そんなときに、「ここまたはここもしくはここで改行してね」っていうのをすべての単語の切れ目で指定しておく
そのときに使うのが<0x200b>
<0x200b>なし
じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじにぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこなのぽんぽこぴーのちょうきゅうめいのちょうすけ
<0x200b>あり
じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじにぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこなのぽんぽこぴーのちょうきゅうめいのちょうすけ
PCユーザーの人はブラウザの幅を変えて表示がどう変わるかを確認してみてください
「<0x200b>なし」の方は常に横幅いっぱいまで文字が表示されるけど
「<0x200b>あり」の方は単語の区切りでいい感じに改行してくれているのが分かると思います
実際には上記のような感じで文字を打ち込んでいます
<0x200b>の別名
Unicodeでは、ゼロ幅スペースはU+200B zero width space (HTML: ​)に割り当てられている
「<0x200b>」と「ゼロ幅スペース」と「U+200B」と「zero width space」と「​」は呼び方や表記が違うだけですべて同じもの
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