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渋谷駅の「モヤイ像」はイースター島の「モアイ像」ではなく新島由来だった!

渋谷駅にあるモヤイ像は、イースター島のモアイ像に似ていますが、実は伊豆諸島・新島の特産品で、モヤイという言葉には「力を合わせる」という意味があります。この記事では、モヤイ像の由来と意味、そしてモアイ像との違いについて解説します。

モヤイ像とは?

モヤイ像とは、渋谷駅西口に設置されている人面の石像です。渋谷駅では、忠犬ハチ公像と同じく定番の待ち合わせスポットです。

このモヤイ像は、1980年(昭和55年)に、新島の東京都移管100年を記念して新島から渋谷区へ寄贈されたものです。渋谷区の青少年センターが新島にあることから、渋谷と新島で交流するために設置されたということです。

モヤイ像は、新島の特産の抗火石(コーガ石)という鉱石を利用して作られています。抗火石は、軽くて彫刻刀で容易に加工できるという性質を持っています。

モヤイ像のデザインは、イースター島のモアイ像に引っかけて命名されたもので、認知度を上げる工夫として考えられました。しかし、ただモアイ像を真似たのではなく、様々な形のバラエティに富んだモヤイ像が作られています。

モヤイという言葉の意味とは?

モヤイという言葉は、新島の方言で、「力を合わせる」という意味があります。地元のアーティスト大後友市が考案したもので、モヤイ像は新島の「モヤイの丘」など島の各地には多数存在します。

モヤイという言葉は、日本語の動詞「催合う・最合う(モヤウ)」という言葉を掛け合わせたもので、「助け合う、共同作業をする、共同で使用する」という意味が込められています。現在でも新島では使われている言葉だそうです。

モヤイ像は、渋谷と新島で力を合わせた、ということを象徴しています。

モアイ像とモヤイ像の違いとは?

モアイ像とモヤイ像は、見た目も名前も似ていますが、全く違うものです。モアイ像は、チリ共和国イースター島に建つ人面の巨石で、モヤイ像は、日本の伊豆諸島・新島で作られた助け合いの象徴です。

モアイ像は、イースター島で約1000体ほど見つかっており、高さは平均4~5m、重量は平均20トンという巨大なものまで存在しています。誰が、何のためにモアイ像を建てたのかは、いまだに解明されておらず、20世紀最大のミステリーとまで言われています。

モアイには「モ=未来、アイ=生きる」で「未来に、生きる」という意味があり、モアイ像はイースター島では守護像的な存在です。

モヤイ像は、渋谷だけではなく、蒲田駅やお台場にも展示されています。また、新島から青森県深浦町へも寄贈されたモヤイ像があります。モヤイ像は、新島の特産の抗火石で作られており、高さは約2m、重量は約1トンというサイズです。

モヤイには「力を合わせる」という意味があり、モヤイ像は新島の「モヤイの丘」などに多数設置されています。モヤイ像は、様々な形のバラエティに富んだデザインで、イースター島のモアイ像に引っかけて命名されたものです。

まとめ

渋谷駅にあるモヤイ像は、イースター島のモアイ像に似ていますが、実は伊豆諸島・新島の特産品で、モヤイという言葉には「力を合わせる」という意味があります。この記事では、モヤイ像の由来と意味、そしてモアイ像との違いについて解説しました。モヤイ像は、渋谷と新島の交流を深めることを目的として設置されたもので、渋谷のシンボルとして親しまれています。モヤイ像に興味がある方は、ぜひ渋谷駅に足を運んでみてください。

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