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韓国でタンザニアの偽造硬貨。竹島デザイン4万5千円で販売。

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韓国で「独島は韓国領」と書かれた記念コインが販売され人気となっている。
(独島は竹島の韓国名)

タンザニア硬貨になぜか竹島がデザインされる?

タンザニアの3000シリングコインには『竹島』が描かれ『DOKDO THE LAND OF KOREA』と印字されている」

このことが韓国のテレビ局KBSのニュースで報道され人気に。
3000シリングは額面でいうと140円程度にも関わらず、韓国内で49万5000ウォン(約4万5千円)で取引されている。

中央日報 記念コインのニュース

中央日報 記念コインのニュース

タンザニアはアフリカにある国。

KBSや中央日報(韓国の新聞社)の報道では「タンザニア中央銀行が収益事業の一環として独島記念コインを発行した」とある。

タンザニアがなぜ?」という疑問がわく。
収益事業とのことなので「話題になり記念コインが売れればなんでもいい」ということなのか?

タンザニア記念硬貨は偽造

タンザニアで発行された記念コイン。実際に現地で使用も可能な通貨である」

という設定なのだが、タンザニア政府はこれを否定している。

DOKDO COMMEMORATIVE COIN TZS 3,000
There are rumors going around in social media that in July 2019, Bank of Tanzania
issued a commemorative coin of TZS 3000 portraying the Dokdo Island on the
obverse side and Tanzanian court of arms on the reverse side. Bank of Tanzania
would like to clarify that the rumors are malicious and unfounded. Further, it has
never in any way contracted any company to mint such a coin.

https://www.bot.go.tz/Adverts/PressRelease/DOKDO%20COMMEMORATIVE%20COINS%20FOR%20TZS.pdf

 

「独島デザインの記念硬貨など発売していない。悪意のある噂であり、そのような事実はない。」

と発表している。

つまり、タンザニア政府はそのような硬貨をそもそも発行していないという。

記念硬貨を作ったのはリヒテンシュタインの会社

タンザニア偽造硬貨を販売していた韓国のコインショップは以下のように証言している。

「作ったのはヨーロッパの会社。自分たちは販売しているだけだ。」

なんと、偽造硬貨を販売している人はタンザニア製ではないことを知っていた。

偽造記念コインを作ったのはタンザニアではなく、リヒテンシュタインの会社。

リヒテンシュタインといえば『カリオストロの城』のモデルとも言われるヨーロッパの小国。
映画の中では偽札作りで富を築いた国として描かれていました。

※通貨製造技術が無い小国では他国に紙幣や硬貨の製造を委託すること自体はよくあります。

事実確認をしない韓国の放送局

KBSといえば韓国の公営放送局。
日本でいうとNHKのようなものです。

普通は「なぜタンザニアが?」「どういう経緯で?」「デザインをしたのは誰?」といった取材をしたうえでニュースを作ると思います。

それが事実確認を一切せず、得体のしれない「タンザニア独島硬貨」なるものを報道してしまう韓国の放送局に驚きです。