トイレットペーパーの三角折りの意味や由来
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三角折りの始まりと理由
ホテルや宿泊施設でトイレットペーパーが三角に折ってあることがあります。取り出しやすさを感じるのですが「なんで始まったのか?」語源や始まり、衛生面について気になったので調べてみると色々なことが判明しました。
アメリカの消防士から由来?ファイヤーホールド?
アメリカの消防士が緊急出動に備えるためトイレットペーパーをすぐに取り出すために三角折りにしていたという説です。非常にもっともらしい理由ですがテレビ番組の中でアメリカの消防署に問い合わせたところ「そのようなことはやっていない」と回答がありガセネタだったということが判明しました。アメリカの消防士が由来と言われる三角折の名所「ファイヤーホールド」と検索してもガセネタであるという記述を見かけます。
ホテルの清掃員がトイレ掃除終了を知らせるため
これは非常に納得できる理由です。そもそもホテルや旅館でトイレットペーパーの三角折りを見かけることが多いです。この理由は信ぴょう性がありそうです。ということはおもてなしのためというよりかは清掃員同士のサインといった意味合いが強そうです。
ホステスがはじめた?
銀座のママさんが日本で最初に始めたという記述があります。折り紙付きのママさんがトイレットペーパーを見て逆さ富士をイメージして作ったのが始まりとか。いずれにしても日本で始まったようです。
三角折りのマナーと衛生面
調べるうちに気になったのがそもそもマナーとして三角折りはすべきなのか?気になりました。
トイレを使用して三角折りをすることについて
実際に三角折りはマナーやおもてなしというよりかは清掃員さんの清掃終了合図だということがわかりました。
トイレで用を足した方が三角折りを行うのはどうなのか?という意見もあります。
その大きな理由は衛生面です。最近では新型コロナウイルスの影響もありますが以前からトイレットペーパーによる三角折りの衛生リスクは指摘されていました。冷静に考えると三角折りは清掃員さんが行うのならともかくとして一般の方が行った場合、用を足し手を洗う前に行うことが多いのではないでしょうか。
しかしながらそんなことを言い始めるときりがないですがコロナのことを考えると用を足した後のマナーと思われがちな三角折りは控えたほうがよさそうです。
三角折りの方法
トイレットペーパーの三角折りですが綺麗にするには以下の写真の方法がお勧めです。
![三角折りの方法](^4^)
一度三角形を作りもう一度折り返して2重で三角形を作ることによって安定感のある三角折ができます。
トイレットペーパーの種類と規格
トイレットペーパーには3枚重ね・4枚重ねと厚手の規格もありますが、シングル(1枚)とダブル(2枚重ね)がもっとも多く売れているそうです。
サイズ
実は国内で生産されているトイレットペーパーには、JIS規格があり、その寸法に沿って各メーカーは様々なタイプの製品を製造・販売しています。定められている規格は以下のとおり。
【紙幅:114㎜±2㎜ 芯の内径:38㎜±1㎜ 1ロールあたりの長さ:27.5m〜100m 巻き取り径:120㎜以下】
以上が基本となっていますが日本ではコストを重視して107mm幅なども出ています。
外出先のトイレで「トイレットペーパー以外は流さないでください」と書かれたプレートを目にすることがあると思います。最近では水に流せるティッシュペーパーも増えてきていますが、なぜトイレットペーパー以外はダメなのでしょう?
「トイレットペーパー以外の紙は水に溶けないから」と思っていませんか?
でも実はトイレットペーパーは厳密にいうと「水に溶けている」わけではないのです。
トイレットペーパーは短い繊維が絡み合ってできています。水を流す際にグルグルと撹拌されることによって、繊維がほどけて
バラバラになるので詰まらずに流すことができるのです。
とはいえ水によって完全にほぐれるわけではありません。一度にたくさんの 量を流してしまうと繊維がほぐれず詰まりやすくなりますのでご注意ください。
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