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東京タワーの色は赤ではない

東京タワーは日本の象徴的な建造物として有名ですが、その色については意外な事実があります。ここでは、東京タワーの色が赤ではないことや、色の配置が昔と違うこと、そして色の名称がどう決まったかなどについて紹介します。

東京タワーの色は赤ではない

東京タワーが実際に何色をしているのかというと、実は正解は「オレンジ色」なのです。遠くから見ていると赤色に見えるかもしれませんが、近づいて確認するとオレンジ色であることが確認できます。

ちなみに、東京タワーの色をずっと「赤」だと誤解していたとしても、恥ずかしいことではないようです。なぜなら、東京タワーの運営を行っている日本電波塔株式会社が実施した「東京タワーに関する認識調査」によれば、8割の人が東京タワーの色を「赤」と答えたそうです。

なお、東京タワーがオレンジと白のツートンカラーになっている理由は、飛行機などから見えやすい色となっているからだそうです。

東京タワーの色の配置は昔と違う

現在の東京タワーのオレンジと白のツートンカラーの配置は、実は建設当初とは違います。現在のように色が交互に配置されていることには変わりありませんが、昔の東京タワーはオレンジと白が11等分になるように塗られていました。現在ではオレンジと白が7等分になるように塗られています。

なぜ、このように色の配置が変更されたのかというと、先ほど紹介した「飛行機からの見えやすさ」に関係があります。昔は11等分でも飛行機から充分に視認しやすかったのですが、時代が変わって高層ビルが立ち並ぶようになり、少しずつ見えづらくなりました。そのため、飛行機からより東京タワーを視認しやすくするために、現在の7等分の色の配置に変更されたのです。

東京タワーのおまけ雑学

現在ではすっかり「東京タワー」の名称でお馴染みとなっていますが、他の名称になる可能性もあったのです。東京タワーの名称は一般公募によって決まったことをご存じでしょうか? 一般公募の中には「マンモス塔」「エターナルタワー」「エンゼルタワー」などの候補もあり、これらの名前になる可能性もあったわけですね。

そして、最も投票数が多かったのは「昭和塔」で、順当にいけば東京タワーは「昭和塔」になる予定でした。しかし、名称の選考に参加していた徳川夢声の一声によって、昭和塔ではなく東京タワーになったとされています。

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