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新型コロナウイルス肺炎、中国政府発表の死亡者数は捏造?

新型コロナウイルス肺炎、中国政府発表の死亡者数はねつ造?

このツイートを見て、
「え?そうなの?」
と思ったので自分でも計算してみました。

中国国内での新型コロナウイルス肺炎死亡者数の推移

日付 感染者数 死亡者数 死亡率
2020年1月12日 41 1 2.4%
2020年1月20日 198 3 1.5%
2020年1月22日 440 9 2.0%
2020年1月23日 571 17 3.0%
2020年1月24日 830 25 3.0%

ソースは厚生労働省

致死率が毎回ぴったり3.1%って訳ではありませんでした。

報道によって感染者や死亡者の数字がまちまちなので、どのメディアを参照したか、朝のニュースなのか、夜のニュースなのかでも数字が違ってきます。
「致死率がきれいに3.1%になるっておかしい」と言っている人は、たまたまその人が参照した資料がそうなっていたのか、その人自身が数値をいじっているのかは不明。

厚生労働省は序盤は形式が不定形でしたが、現在は12時時点での中国政府の公式発表の数値を採用しているようです。

1日8人ずつ死ぬ法則@中国

こっちはマジだった。
3日連続で8人ずつ死者数が増えています。

偶然と言えば偶然だし、数字をいじってそうといえばいじってそうな気もする。

産経新聞の速報値では1月26日時点での新型肺炎、死者は56人に 発症者1975人となっているので、1日8人ずつ死ぬ法則もすぐに崩れそうですけどね。

中国の新型肺炎、発症者1975人に 死者は56人 感染拡大が加速 
【北京=西見由章】中国国家衛生健康委員会は26日、新型コロナウイルスによる肺炎の中国本土の発症者が同日午前0時(日本時間同1時)時点で1975人となり、うち死者…

中国では情報規制が行われている

中国では情報が規制されています。

台湾の総統選で対中路線の蔡英文(ツァイ・インウェン、さい・えいぶん)氏が当選するシーンではテレビの画面が真っ暗になり中国内では放送がされませんでした。

中国でSNSなどに「天安門」という単語を書き込むとインターネット回線を切断されるのは有名な話です。

ここ数日で爆発的に感染者数と死亡者数が増えたのも、これまでは死者数を過少申告していたのが、隠蔽しきれないとみて方針転換をしたためではないかといわれています。

2020年1月24日、WHOが非常事態宣言の見送りを決定しました。
「非常事態宣言」を出されると中国のメンツにかかわるので、24日までは実際の死者数を隠していたのでは?という話も。

イギリスの研究チームが発表した数字は中国発表の40倍

イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームの発表によると

  • 1月12日時点での感染者数は1,700人
  • 1月18日時点での感染者数は4,000人

と試算しています。

1月15日に日本で発見された新型コロナウイルス感染者1号の中国人は、1月3日の時点で発熱の自覚症状があったそうです。
そして1月6日に中国の武漢から日本へ移動しています。
また、同時期にタイや韓国でも武漢渡航歴がある人間から新型コロナウイルスが検出されています。

中国の公式発表では1月12日時点での新型コロナウイルス肺炎発症者は41人となっていました。
しかし、母数が41人の集団から、たまたま感染した3人の人間が日本・タイ・韓国に渡航するというのは確率的に考えにくいです。

武漢の人口」や「武漢から海外へ渡航する人の割合」などを考えると、1月12日時点で1,700人程度は感染者がいないとつじつまが合いません。

まとめ

中国政府の発表する新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数は、あまりあてにならないみたいですね。

中国共産党が意図的に数値をいじっているのか、
感染していても医療機関を受けない人がいるので実態が把握できていないのか、
どちらかは分かりません。

しかし、イギリスの研究チームによる推計では、中国の発表資料にある数値よりもずっと大規模に感染が拡大しているっぽいです。

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