豚の体脂肪率はトップアスリート並
焼肉店でも牛に続く定番メニューとして人気の豚。ぽっちゃりとしたフォルムが愛くるしい動物ですが、実は意外と体脂肪率が低いと言ったら驚かれるでしょうか?今回は、そんな豚の意外なトリビアをご紹介します。
豚の体脂肪率はトップアスリート並
食用として飼われている豚の体脂肪率は、一般的に15%程度といわれています。野生の豚であればさらに数値は低く、10%を下回ることもあるそうです。
成人男性の平均的な体脂肪率が10〜19%、成人女性が20〜29%、高いパフォーマンスを維持するために、体脂肪を徹底的に管理しているアスリートでさえ10〜15%といわれているので、その差は歴然ですね!豚のあの愛らしいフォルムは太っているのではなく、丸々として大きいというだけだったんです。
豚は「人類最速の男」と呼ばれる
ウサイン・ボルトにも負けない!?
そして意外なことに、豚は足も速いんです!人類最速の男、ウサイン・ボルト選手がもつ100Mの世界記録は9秒58。時速だと平均37.6キロで、トップスピードは44.7キロに達します。対して、野生の豚は時速40キロで走ることができます。これは秒速になおすと100Mを9秒で走れる計算です。ウサイン・ボルト選手と豚が競争すると、豚が勝ってしまうかもしれませんね。
豚は脂肪のつきかたがいい
だからこそ、おいしい!
野生の豚の体脂肪率は人間でいえばトップアスリート並。走るのも速く、実は筋肉質。これって、豚肉が比較的あっさりしていて食べやすいという理由につながっているかもしれません。脂身ばかりのお肉だと、胃もたれしてしまいますからね。
豚は筋肉質でデブではない
豚は実はかなり筋肉質で力持ちであり、デブのイメージは当てはまりません。もし人間と力比べをしたら、人は簡単に引きずられてしまいますし、豚に体当たりをされれば吹き飛んでしまうでしょう。
特に野生の豚は家畜の豚よりも筋肉が発達しており、土の中にある植物を堅い鼻を使って掘り返して食べます。そのため、人間と比べるとかなり背筋が発達しています。
体脂肪率はモデル級!?
それでは豚がどれほど筋肉質なのかというと、野生の豚は体脂肪率が10%を下回っています。男性のトップアスリートでも体脂肪率が10%を下回ることは珍しいのですから、どれほど身体が筋肉質なのかがわかりますよね。
また、あまり運動をせずに食べてばかりと思われがちな家畜用の豚でも、体脂肪率は14~18%です。この体脂肪率は、人間の女性でいえば、お腹にくびれが出来て筋肉質…モデル級の体脂肪率に当たります。
このように、イメージだけで判断されてしまいがちですが、身体が丸々として大きいというだけで、豚はデブではないのです。
鍛えられた力士が決してデブといわれないのと似たように、豚も脂肪の下に強靭な筋肉を持っているのです。
足は意外と速い
豚はあまり走り回るイメージがないかもしれませんが、走ると意外と速いのです。野生の豚は時速40kmで走ることができますから、人類最速と評されたウサイン・ボルトの時速38kmよりも速いことがわかります。
家畜の豚は野生の豚に比べると走る速度は遅いですが、それでも時速20kmで走ることができますから、イメージよりもずっと速いはずです。少なくとも、普段運動をしていない大人は、豚と競走をしても勝つことはできないのではないでしょうか。
また、豚の体重は100~200kgもあることから、小型~中型バイク並の重量であることがわかります。バイクに時速40kmで衝突されたらただでは済まないのと同じで、豚に時速40kmで体当たりされれば人の身体はひとたまりもないでしょう。たとえ20kmで突進されたとしても、ケガをしてしまいますよね…。
豚は綺麗好き
汚い部屋に対して、比喩的表現で「豚小屋」という言葉を使うことがあります。しかし、これは豚に対しての誤解であり、実際の豚は不潔などではなくとても綺麗好きな動物です。自分の寝床となる場所や、餌場の近くなどでは糞をしない動物だとされています。人間もトイレの近くで寝たり食べたりしたくないのと同じように、豚も気にかけているのかもしれません。
他の動物はあまりこうした習性がないことから、豚は動物の中でも綺麗好きだといわれているのです。
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