風邪をひいたとき、何を食べるのが良いのでしょうか？実は、一般的に思われているよりも、風邪に効果的な食べ物は多いのです。逆に、風邪に効果がないか、体に負担をかける食べ物もあります。今回は、風邪に効くおすすめの食べ物と、治すのに効果の薄い食べ物について解説します。
風邪に効果がないか、体に負担をかける食べ物
風邪の時には、消化にいいものを食べるのが基本です。しかし、食べ方によっては、意味がなかったり、逆に身体に負担を与えることになってしまいます。以下のような食べ物は、風邪の時には避けた方が良いでしょう。
揚げ物
体力をつけようとしてかつ丼などの揚げ物を食べることは、絶対にしてはいけません。てんぷら油は消化に悪いため、身体に負担をかけてしまいます。
炭酸飲料
炭酸飲料は胃を刺激してしまうため、風邪の時は避けた方が良いでしょう。水分補給は大切ですが、水やお茶などの無糖の飲み物を選びましょう。
おかゆ
風邪のときの鉄板であるおかゆですが、実はあまり意味がないのです。おかゆには梅などを入れますよね？この食べ方だと、身体から出た水分や塩分を補給することにはなりますが、風邪を治すために必要な免疫力の向上には繋がりません。身体から出たものを補うだけになってしまいます。
風邪に効果が抜群な食べ物
逆に、風邪の時に効果的な食べ物は、以下のようなものです。これらの食べ物は、消化に良く、免疫力を向上させる栄養素が豊富に含まれています。風邪の時には、積極的に食べるようにしましょう。
卵がゆ
おかゆの場合は卵がゆにしてください。卵は栄養価が高く風邪を治すための免疫力を向上させる効果があります。卵がゆは、おかゆよりもタンパク質やビタミンが多く含まれています。
魚介類
ホタテや魚など、魚介類を食べるようにしてください。魚介類には亜鉛が大量に含まれているため、身体によく免疫力の向上に効果があります。亜鉛は、風邪の原因となるウイルスの増殖を抑える働きがあります。
うどん
うどんはご存じのとおり、消化によく風邪の時には最適です。ダシからは塩分、卵や野菜からはビタミンを吸収することができ、栄養的には抜群です。うどんは、おかゆよりも糖質が多く含まれていますが、それは風邪の時に必要なエネルギー源になります。
とうがらし
とうがらしは野菜の中でも、カプサイシン、ベータカロテン、ビタミンEなどの栄養素がダントツに含まれています！身体も温まるし、風邪の時には良い食べ物とされています。ただし、普段とうがらしを食べ慣れていない人には、胃に刺激が強いため、おすすめできません。また、とうがらしに慣れている方人ついても、適量以上は食べない方が良いでしょう。
うなぎ
うなぎは元気が出る食べ物として有名ですが、実は風邪のときにも効果的です。うなぎには、ビタミンDとEPAが豊富に含まれているため、免疫力の向上が期待できます。ビタミンDは、風邪の原因となるウイルスに対する抵抗力を高める働きがあります。EPAは、血液の流れを良くして、体温を上げる効果があります。
ステーキ
ステーキは脂っこいからダメじゃないの？と思われがちですが、大丈夫なのです。実はステーキの脂はバターに近いため、消化に良いのです。更に、タンパク質が豊富に含まれていて、豚肉、鳥肉に比べても、亜鉛が圧倒的に含まれています。そのため、免疫力向上という意味では適したものなのです。できればヒレステーキが良いですね。
キウイ
最後にキウイですが、実はある調味料と合わせることにより、点滴と同じ効果が得られます。その調味料とは、塩です。意外な組み合わせかもしれませんが、スイカにかける時と同じで甘みが増し、より一層キウイをおいしく食べられます。キウイにはカリウムが多く含まれていることと、塩で吸収率もあがるため、点滴と同じ効果が得られるのです。この食べ方は、免疫力の向上にも良いのです。
風邪をひいた時におすすめの飲み物は？
風邪はウイルスや細菌が原因で起こる感染症です。風邪をひくと、発熱、咳、鼻水、頭痛などの症状が現れます。風邪は、うがいや手洗い、マスクなどで予防することができますが、完全に防ぐことは難しいです。風邪をひいたら、早めに対処することが大切です。風邪の対処法には、食事、睡眠、体温管理などがありますが、ここでは、飲み物について紹介します。風邪をひいた時におすすめの飲み物と、控えた方が良い飲み物について、それぞれ解説します。
風邪をひいた時には、水分や栄養素を補給することが重要です。水分や栄養素が不足すると、体の回復力が低下し、風邪の症状が長引いたり、重症化したりする可能性があります。水分や栄養素を補給するためには、以下のような飲み物がおすすめです。
緑茶
緑茶には、カテキンという殺菌効果のある成分が含まれています。カテキンは、風邪やインフルエンザのウイルスに対抗する働きがあります。また、カテキンは、免疫細胞を活性化させる効果もあります。緑茶は、飲むだけでなく、お茶うがいをすることでも効果があります。
生姜湯
生姜湯には、ショウガオールという体を温める成分が含まれています。ショウガオールは、咳や関節痛を和らげる効果もあります。生姜湯には、ソバ蜂蜜を加えると、咳の緩和に効果的です。ソバ蜂蜜には、鉄分やミネラル、抗酸化物質などが豊富に含まれています。
スポーツドリンク
スポーツドリンクには、水分や電解質が含まれています。風邪で発熱や発汗、下痢や嘔吐などがあると、水分や電解質が失われます。水分や電解質が失われると、脱水症になるリスクが高まります。脱水症になると、体の機能が低下し、風邪の症状が悪化します。スポーツドリンクは、水分や電解質を素早く補給することができます。ただし、糖分や人工甘味料が多く含まれているものは避けましょう。
白湯
白湯は、過剰な糖分や人工甘味料、カフェインなどが含まれていない飲み物です。白湯は、喉や内臓に優しく、負担や刺激を与えません。白湯は、栄養素は含まれていませんが、水分補給には最適です。白湯は、歯磨きの回数を減らすことができますし、虫歯の心配もありません。白湯は、保温ができるポットや水筒に入れておくと、便利です。
控えた方が良い飲み物
風邪をひいた時には、以下のような飲み物は控えた方が良いでしょう。これらの飲み物は、免疫力を低下させたり、風邪の症状を悪化させたりする可能性があります。
アルコール類
アルコール類は、免疫系に悪影響を与えます。アルコールは、肝臓で代謝されてアセトアルデヒドに変わります。アセトアルデヒドは、免疫細胞を活性化するために必要なグルタチオンを消費します。グルタチオンが不足すると、免疫力が低下します。また、アルコールは、体内の水分を奪います。水分が不足すると、喉の痛みや咳などが悪化します。さらに、アルコールは、睡眠の質を低下させます。睡眠は、風邪の回復に必要なものです。アルコールは、風邪が全快してから飲むようにしましょう。
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